子ども虐待防止策イベント in 八王子 2025 : 11月 2024

2024/11/28

八王子で会社を経営している社長さんへ　　#児童虐待 #八王子 # 毒親育ち #こども家庭庁 #SDGs #毒親

　みなさん、こんにちは😊

　「パワチル八王子」発起人のZero（九鬼零）です。

八王子で会社経営をしている社長さんにお願いがあります。

　私たちが2025年11月に開催しようとしている「子ども虐待防止策イベント」は、目的が『そもそも親に虐待をさせない社会の仕組みを作ること』です。

　そのために、次の三つの要素が必要不可欠となります。

1.親に虐待された方が、勇気を出して自分の痛みを語ります。あなたは、そういう被害当事者の声を聞いたことがありますか？

2.こども家庭庁が発表している子ども虐待についての公式統計や子どもに関わる法律について、1時間でサクッとわかりやすく説明します。

3.虐待被害当事者（虐待サバイバー）、政治家、市民（有権者）で、これまでにない具体的な虐待防止策を議論します。あなたは政治家と政策について話したことはありますか？

　　この三つの要素を持つ子ども虐待防止策イベントは、他に例を見ない画期的なイベントです。

　「子ども虐待防止策イベント 2025 in 八王子」の開催には、およそ60万円の費用が必要になります。

私たちは、その費用を市民の方たちからの寄付、助成金、協賛金で賄おうと考えています。

　今、あなたが読まれてるこのブログには、ブログタイトルの下にこのバナーがあります。

　（※スマホで見ている方は、一番下までスクロールし、ウェブバージョンで見てください）

ヘッダー部分

右サイドバー

　このバナーをクリックすると、ごらんの記事に飛んできます。

　これを、あなたの希望するホームページへ飛ぶように設定できます。

　それが、「寄付金５～15万円の永久掲示バナー」。

　このブログは、イベント開催後も無くならないので、リンク・バナーは永久に機能します。寄付額はバナーの位置によって異なります。

　寄付金額

ヘッダー部分～15万円

右サイドバー～10万円

　　　　　　　　　　　　　　フッター部分～5万円

　『子ども虐待防止策イベント in 八王子 2025』の開催を応援したい法人・個人が、私たちの団体へ5～15万円以上を寄付してくだされば、上記の画像を御社の希望する画像バナーへ差し替えて、御社の希望するホームページに飛べるよう設定します。

　企業・青年会議所などの法人はもちろん、個人からの寄付も歓迎いたします。（※もちろん、領収書を発行いたします）

　バナーの貼り付けを希望される場合は、御社名・希望されるリンク先のURL・バナー画像を下記のメールアドレスまで送信後、下記の口座へお振込みをお願いします。

　記

◆メール：power.chil852@gmail.com　

　　　　　（Zero＝九鬼零）

　　　　　◆団体の振込口座

きらぼし銀行（0139）

堀之内支店（079）

普通預金 5064400

名義パワチルハチオウジ

　虐待サバイバーと有権者が政治家を動かし、「新しい虐待防止策」の実現を試みるこの画期的なイベントへの協賛を、お早めにご検討ください！

【この記事の動画】

【過去記事へのリンク】　

■開催費へ寄付を!
きらぼし銀行(0137)
堀之内支店(079)
普通預金口座番号 5064400
名義パワチル八王子

※一口 1000 円単位で、お願いします
※返金は、どんな理由でもできません
※振込手数料は、ご負担ください

■お問い合わせ
power.chil852@gmail.com　Zero（ゼロ）

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※まだまだ、スタッフを募集中!

2024/11/27

パニック症―虐待後遺症②　　#防止策イベント2025 #子ども虐待 #八王子市 #スタッフ募集 #大学生 #専門学校生 #高校生 #児童虐待防止推進月間 #児童相談所 #定員オーバー

　みなさん、こんにちは😊

パワチル八王子のZero（ゼロ）こと九鬼零（くきれい）です。

今日は、虐待後遺症には付き物の「パニック症」についてお話しします。

　余談ですが、今、精神医学の世界（業界？）では、病名の書き換えが進んでいるようです。

ついこの間まで「パニック障害」と呼ばれていましたが、「パニック症」に置き換えられているようです。

英語の"disorderを「障害」と翻訳したのが、そもそもの間違いだったようです。

　パニック症というと思い浮かべるのは、過呼吸症ですね。

私も10年くらい前まで苦しめられていました。

過呼吸というのは、血中の酸素濃度が高すぎて呼吸が苦しくなるのですが、呼吸が苦しいと、つい息を吸ってしまって、ますます苦しくなるのです。

　「息を吐く方に重点を置けばいいんじゃない」と発想を変えて、『吐いて・吐いて・吐いて・吸って』というリズムで呼吸をすると、早く収まることを発見しました。

個人差があるので、自分に適した呼吸法を見つけるといいでしょう。

　過呼吸になると、「呼吸が苦しくて、このまま死んでしまうかもしれない。」という不安にも襲われていましたが、自分の意志と努力で治せる」とわかったら、不安を感じることもなくなり、過呼吸になることも少なくなりました。

　次に悩まされたのは、動悸です。横隔膜は自分の意志で動かすことができますが、心臓は無理です。

心臓がドキドキ、バクバクして、汗をびっしょり掻いても、なすすべがありません。

　ですから、「心臓が悪いわけじゃない。このまま死んだりしないから大丈夫。脳がちょっとバグを起こしただけ。」と自分に言い聞かせることぐらいしかできません。

　今、悩まされているのが、『めまい』と『吐き気』と『広場恐怖』です。

広場恐怖症というのは、強い不安に襲われたときにすぐに逃げられない状況や場所にいることに恐怖や不安を抱く状態だそうです。

　多くの場合、そのような状況や場所を避けたり、多大な苦痛を感じながら耐えたりします。

めまいや吐き気、広場恐怖がパニック症の症状だということを、半年ほど前まで知らずにいました。

　めまいと吐き気、広場恐怖のおかげで、私は『ひきこもりおばあちゃん』になってしまっています。

家の外でめまいが起きたらどうしよう？

もし転んでしまったらどうしよう？

そんな不安が自分を消極的にさせてしまいます。

　不安や恐怖が強ければ強いほど、症状は強く出るので対処の仕方を考えています。

これらもどうやら脳のバグで起きるようです。

　パニック発作には、ほかにもいろいろな症状があります。詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。ただ、自己診断は危険なので、症状のある方は医師の診察を受けることをお薦めします。

【この記事の動画】

【過去記事へのリンク】　

2024/11/25

複雑性PTSD―虐待後遺症①　　#防止策イベント2025 #子ども虐待 #八王子 #東京都立大 #東京薬科大 #中央大 #帝京大 #親を選ぶ権利 #子どもを守ろう

　みなさん、こんにちは😀

　パワチル八王子のZero（九鬼零）です。

　今日は、虐待後遺症の一つ、CPTSD（コンプレックス・ポスト・トラウマティック・ストレス・ディスオーダ＝複雑性心的外傷後ストレス障害）についてお話しします。

　私も経験している症状なので、易しく嚙み砕いてお話しするのは、そんなに難しいことではないと高をくくっていたのですが、それがなかなか難しいということがわかりました。

　正確さを追及すると、やたらと長く難しくなります。

易しく分かりやすさを追求すると、正確さが損なわれます。

　いろいろ考えましたが、私も、みなさんも、医師免許を持っているわけではないので、実際にこの疾患を持っている人の生きづらさに焦点を当てて書いてみようと思います。

（正確さに関心のある方は、こちらかこちら２をご覧ください。）

　私は、PTSDとCPTSDの違いは、トラウマとなる事故、事件、災害などが、一過性のものであるときをPTSD、反復的、持続的である場合をCPTSDと分類するのだと思っていたのですが、間違っていたようです。

トラウマとなる出来事の回数や長短とは関係がないようです。

　左の図の①～③に当てはまるのがPTSD、①～③のすべてを満たし、かつⅰ～ⅲにあたるものをCPTSDと分類しているようです。

①トラウマの再体験

　これは、夢や悪夢、フラッシュバックなどを指すようです。

私は、性的虐待も受けていましたが、似たようなシーンを見たり聞いたりすると、当時の記憶がフラッシュバックして、怖くなってフリーズします。

　夢を見て自分の叫び声で飛び起きたこともあります。

これは、本当に辛かったです。

私は、今でも性的な話や身体的接触が苦手です。

　②トラウマ想起の回避

　すでに述べてしまいましたが、これはトラウマとなった出来事を思い出すことを意識的に避けることだそうです。

私が性的な話題を避けるのも、身体的接触を避けるのも、再体験を避けるためだったようです。

それぞれのトラウマによって避けたい事柄は違うと思いますし、避けてほしいと言うこともなかなか難しいですが、嫌なことは嫌だと言えるようになりたいですね。

③過覚醒

　過覚醒と言うのは、いつ敵に襲われてもよいように、警戒を強めている状態を指すようです。

確かに野生動物でも、襲われる可能性のある草食動物は、警戒を怠らないですね。

　私も、眠りが浅くなったり、短くなったりします。

安閑（あんかん）と眠っていたら襲われてしまいますからね。

　過警戒のほかにも、驚愕反応（きょうがくはんのう）という症状があるそうです。

これは、予期しない物音に驚いて、普通の人には大げさに見える反応をしてしまうことです。

私は、あまり経験したことはありませんが、物音には敏感で、音を怖いと思うことはよくあります。

ⅰ感情調節障害
　「動揺すると落ち着くまで時間がかかる」とか、「こころが麻痺したように感じたり、感情停止したように感じたりする」などの症状で表現されます。

ⅱ対人関係障害
　「人と距離があるように感じたり、仲間はずれにされているように感じたりする」「人と感情的に近い距離を保つのが難しいと感じる」などの症状であり、対人恐怖や対人過敏とは異なります。

ⅲ否定的自己概念
　「自分は出来損ないだと感じる」、あるいは「自分には価値がないと感じる」などの症状であり、「大学入試に失敗した、留年が決まった、だから自分はダメな人間だ」のような自己評価とは区別する必要があります。
（元住吉こころみクリニック　ブログより引用）

　繰り返しになろますが、CPTSDは、①～③とⅰ～ⅲの基準すべてを満たす必要があります。
ここに記した症状があるときには、やはり、心療内科や精神科を受診し専門家の判断を仰いだ方がよいような気がします。

　そして、一般市民のみなさん、知ってください。虐待サバイバーは、日常生活に支障をきたす疾患をいくつも抱えながら、必死の思いで生きています。

　今、虐待を受けて逆境的小児体験の中にいる子どもを救い出さなければなりません。
しかし、私たちは必ず法律の壁にぶつかります。
虐待サバイバーも苦しんでいますが、法的には何の支援もありません。

　私たちは、親が子どもを虐待できない社会の仕組みを作るために、法制度の改正を訴えています。

虐待サバイバーの支援を可能にする法律の整備も求めていきたいと思います。

【この記事の動画】

【過去記事へのリンク】　

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2024/11/23

Zoom ミーティング　　#防止策イベント2025 #子ども虐待 #八王子市 #児童虐待防止推進月間 #オレンジ・リボン #189 #児童相談所 #ボランティア #就職活動

　みなさん、こんにちは😃

　パワチル八王子・発起人のZero（九鬼零・くきれい）です。

　今日は、12月から行うつもりの”Zoomミーティング”について、私の思いを書いてみます。

　Zoomミーティングを開く第一の目的は、みなさんの不安や緊張感を取り除くことです。

「Zeroさんて、変な名前だけれど、変な人ではないよね？？？」

「パワチル八王子なんて聞いたことないけれど、大丈夫なの？」

「子どもが親を変えられる権利とか言っているみたいだけれど、そんなことできる？」

みなさんのたくさんの疑問・質問にお答えします。

　第二の目的は、みなさんに虐待の実情や子どもの時に虐待を受けたために人生が狂ってしまった当事者（虐待サバイバー）の話を聞いてもらいます。いわゆる虐待サバイバー当事者の話を聞いて、当事者でなければ語れない当事者固有の価値を知ります。

　可能であれば、今虐待されている子どもが、出演できるようにもしてみたいと思います。法律の壁に阻まれるので難しいことではありますが、挑戦してみたいです。

　第三に、今一生氏の『子ども虐待は、なくせる』を読みます。子ども虐待の基礎知識（公式統計・関連法規）を学びます。『子ども虐待は、なくせる』は、子ども虐待についての入門書であるとともに、具体的な問題にぶつかったときに、何をどう考えて自分の行動を決めたらよいかを指示してくれる”The Book”でもあります。

今一生著「子ども虐待は、なくせる」　細川貂々画・今一生著「さよなら子ども虐待」

　最後に、『イベント開催マニュアル』を読みます。「子ども虐待防止策イベント」のエッセンスがギュッと詰まったマニュアルなので、みんなで読み合わせて行きたいと思っています。

　毎回、4つの議題を取り上げるのは、時間的に難しいので適宜組み合わせて取り上げていきたいです。このミーティングに参加していたら、コミュ力上がること間違いなしです。

　そのほか、時々にあった仕事の話題なども話し合います。よく理解してほしいのは、みなさんは誰かの命令に従ったり、誰かの手足になったりするのではなく、主体的な参加を望まれているということです。

よろしくお願いします。

記

第1回Zoomミーティング

日時：12月7日（土）　21時～23時

方法：Zoom

リンク：時刻: 2024年12月7日 09:00 PM 大阪、札幌、東京

　　　　参加 Zoom ミーティング

https://us02web.zoom.us/j/85646517383?pwd=h1wHumrEbL4Rh91fVcdacNKXaQLA1a.1

ミーティング ID: 856 4651 7383

パスコード: 787925

※わからないことがあったらメールしてね

power.chil852@gmail.com　　Zero（九鬼零）

【この記事の動画】

【過去記事へのリンク】　

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2024/11/19

SNS広報戦略　　#防止策イベント2025 #子ども虐待 #情報宣伝活動 #Xとスペース #フェイスブック・ページ #インスタグラム #TikTok #法律の壁 #親を選ぶ権利 #子どもを守ろう

　みなさん、こんにちは😊

　パワチル八王子のZero（ゼロ）です。

　私たちは「子ども虐待防止策イベント 2025 in 八王子」のことを、より多くの人々に知っていただくために、様々な広報活動を行っています。

　今日はその中から、SNSを使った広報活動についてご紹介します。このブログも「イベント」や「パワチル八王子」を知っていただくための広報活動の一つです。過去の記事も読んでみてくださいね。

①X（旧twitter）

　Xへのポストは、ブログへの誘導を主な目的にしています。オンライン協力隊のみなさんが担当してくださっています。隙間時間にポストしてくださるとありがたいです。みなさんもぜひ、参加してみてください。メールは、次の通りです。

power.chil852@gmail.com　(Zero・ゼロ)

②スペース

　イベントは、京王相模原線沿線の「南大沢」で行う予定です。ですから、橋本（相模原市民）、多摩境（町田市民）、南大沢・京王堀之内（八王子市民）、京王多摩センター・京王永山（多摩市民）にお住まいの方に、スタッフとして参加しませんかと呼びかけています。

　曜日は、月曜日から土曜日です。時間は、20時から21時までの1時間です。みなさん、ぜひ、おしゃべりをしに来て、雰囲気をつかんでくださいね。そして、「パワチル八王子」の仲間になりましょう。

③FBページ

　フェイスブックに「子ども虐待防止策イベント2025 in 八王子」のページを作らなくちゃと思いついてから、もう2週間くらい経っています。今は、いろいろな仕事が立てこんでいて、なかなかページまでたどり着けずにいます。今月中には、何とか起動させたいです。得意な方がいらっしゃいますか？　お手伝いいただけたら嬉しいです。

④インスタグラム

　インスタグラムでも広報活動をしてみたいと思っているのですが、私は写真がうまくないのです。昔、小学校で先生をしていたころは、一眼レフのカメラで子どもたちの何気ない表情を撮るのが好きでした。そういえば、高山植物を撮影するために山登りもしたものです。

　最近は、出かけることもほとんどないし、写真を撮りたいと思うことも減りました。どなたか若い感性の持ち主で、インスタ担当になってくださる方はいませんか？　連絡をお待ちしております。

⑤TikTok

　TikTokにも、投稿したいと思ってアプリをPCにインストールしたんです。そして、一時間ばかりTikTokを見続けました。音楽とダンスが特徴的ですね。でも、67歳のおばあちゃんには、どんな音楽が若者に受けるのか皆目わからないし、激しいダンスを踊ることもできません。

　それこそ適材適所。若い人たちにお任せしたいと思いました。どなたかTikTok担当をやりたい方はいませんか？　こんな風にパワチルでは、スタッフさんの「やってみたい」を重視して役割分担をしています。自分の「やってみたい」を実現するために、一緒にイベントを創ってみませんか？

⑥YouTube

　すでに11本の動画をあげています。でも、本当に恥ずかしいんです。『自分の文章を自分で読んでいるだけなのに、どうしてカミカミなの？』『本当に先生だった？』心の中で非難の声が上がります。ますます恥ずかしいじゃないですか？

　でも、67歳のおばあちゃんは、へこたれません。新しいことに挑戦するのは楽しいことでもあります。いくつになっても、人は自分の可能性を信じることができます。自分の理想のために働くことができるって、幸せじゃありませんか？　少しずつ慣れてきたので、だんだん良くなっていくと思っています。期待していてくださいね。

【まとめ】

　パワチル八王子は、まだ、出来立てのほやほやで、いろいろなことが定まっていません。新しくスタッフになる方々の意見を取り入れやすいということでもあります。つまり、新しくできたばかりの校則のない学校のようなものです。決まりは自分たちで作るんです。

　毎回言っているので「耳タコ」だよとおっしゃる方もいるかもしれませんが、私たちの目的は、「そもそも親が子どもを虐待しない社会の仕組みを作る」ことです。一緒に仕組みを変えていきましょう。

【この記事の動画】

【過去記事へのリンク】　

2024/11/16

シリーズ『虐待後遺症』　　#防止策イベント2025 #子ども虐待 #虐待サバイバー #虐待後遺症 #複雑性PTSD #精神疾患 #嗜癖（アディクション） #子どもを守ろう

　　みなさん、こんにちは😌

　パワチル八王子・発起人のZero（ゼロ）です。

　今回から数回にわたって、 『虐待後遺症』について、お話をしたいと思います。

　最近の私は、『虐待後遺症』のことを、一般市民の方々にもっと知ってほしいと思っています。

というのは、虐待を受けたことのない人は、「虐待は、本当に酷いことだけれど、保護されたら、それで終わるよね。

これで、もう一安心だよね。」

「もう、大人になったんだから嫌なことは忘れて、人生を楽しみなよ。」などと思われているからです。

　多くの方が、虐待に後遺症があるということを知らずにいるのです。

　『虐待を受けた子どもの8割が、やがて精神疾患にかかる』だったか

『精神疾患の患者の8割が虐待を受けた経験がある』のどちらだったか忘れてしまったのですが、子ども虐待と精神疾患との間には、正の相関が成り立つようです。

　☟これらの本のどれかに書いてありました。

　心療内科や精神科を受診し、精神疾患と診断を受けられた方もいれば、心療内科や精神科は行きづらいと思っている方も多いようです。

　ほかの方のことはよくわからないので、私自身のことをお話しします。

私が虐待を受けたのは、０歳から23歳ごろまでで、受けた虐待は身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待とヤングケアラー、経済的虐待です。

　大学を卒業して、八王子市内の小学校の先生になりました。

11年間は、とても楽しく仕事をしていました。

34歳の秋、めまい、関節痛、体重減少などの症状が現れました。

一応、総合病院で、メニエール病、リウマチ、甲状腺ホルモンの検査をしましたが、いずれも『異常なし』という結果でした。

　それで、精神科を受診しました。

その時は、『自律神経失調症』という診断で、一カ月の休職を勧める診断書が書かれました。

食べられない、眠れないに加えて、めまいと吐き気が主な症状でした。

　めまいは、壁と天井がぐるぐる回ってしまうほど激しく、寝返りを打っただけでも、起こりました。

吐き気がして何も食べられないので、毎日、病院へ点滴に通いました。

　歩くことはおろか立つこともままならない私を支え、車で送り迎えしてくれたのは母でした。

往復2時間、点滴は、吐き気があるため3時間もかかりました。

　休職した11月は、不自由な思いをさせている子どもたちに申し訳なく、また、看病してくれる母にも申し訳なく、泣いてばかりいました。

でも、これが虐待後遺症であるとは思ってもみませんでした。

　1991年11月のことです。

それから、33年間、私は精神科の受診を続けています。

　休職期間が間もなく終わろうとしていた頃、教頭（今の副校長）が訪ねてきました。

「12月には出て来られるの？　できないなら、僕が担任するよ。」と言われました。

　（これって脅し？）と思いました。

（何が何でも12月から出勤しなければいけない）と思いました。

主治医の反対を押し切って復職しました。

　あれだけ酷いめまいが、出勤したら治るはずもなく、学校でも立つことができず倒れてしまい、保健室で休ませてもらったり、近くの内科で点滴を受けたりしました。

3学期は、半分くらいしか出勤できず、1992年4月からは命令休職となりました。

　その後も休職・復職を繰り返しましたが、1999年12月に、職務に耐える能力がないということで分限（ぶんげん）になりました。

病名は、自律神経失調症→仮面うつ病→うつ病→境界性パーソナリティ症→PTSD・双極症・解離症と変化しました。

　発病当時のことを話すことが、こんなに苦しいとは思ってもいませんでした。

確かに今でも思い出すだけで、悲しいし、悔しいし、情けないと思ってしまう出来事でした。

　あれから30年以上も経つというのに、相変わらず、心の病に囚われています。

病気が治るのとあの世に旅立つのとどちらが早いのかとネガティブな考えになることもあります。

　でも、希望がないわけではありません。

今日、IT（インフォメーション・テクノロジー＝情報技術）と脳科学は、競い合うように目覚ましい発展を遂げています。

　私はPTSD（ポストトラウマストレスディスオーダー=心的外傷後ストレス障害）と双極症（そうきょくしょう＝そう状態とうつ状態が交互に現れる精神疾患）と解離症（かいりしょう＝多重人格や幽体離脱のような症状がでることがあります）を併せ持っていますが、新しい薬のおかげで双極症の症状が抑えられているのです。

　PTSDや解離症についても、病気が起こるメカニズムさえ解明できれば、新しい薬を作る技術は出来ているそうなのです。

　私は、私の残された時間・労力・お金を、虐待で苦しみ、後遺症と闘う子どもたちのために捧げたいと思っています。

虐待されている子どもを保護するのではなく、そもそも子どもが虐待されない世の中の仕組みを、みなさんと一緒に創り出していきたいのです。

　みなさん、どうか私に力を貸してください。また、活動費への寄付もよろしくお願いします。

【この記事の動画】