みなさん、こんにちは
パワチル八王子のZero(ゼロ)こと九鬼零(くきれい)です。
6回にわたって、虐待後遺症の精神疾患について書いてきました。
私の経験が中心になりましたが、大切なのは、そのことによって日常生活に支障をきたしているということなのです。
みなさんの感想やご意見、または、経験談をお知らせいただけたら嬉しいです。
精神疾患についても、自分が罹患したことのない統合失調症、不安神経症などについては、結局、書けなかったので断念しました。
また、嗜癖(しへき)・アディクションと呼ばれるものや依存症についても書くことができませんでした。
同様に、発達症と虐待との関係についても、書くことができませんでした。
これらの事項ついては、いつか、チャンスがあれば書いてみたいと思っています。
私が、このシリーズを無謀にもブログに書いたのは、一般市民の方、サバイバーの方、青少年のみなさんに、『虐待は、大人になれば終わる』という見方は、楽観的に過ぎることをお知らせしたかったからです。
虐待の後遺症は、私たちが大人になって、虐待の事実さえ忘れたころに、時限爆弾のようにやってきます。
大学生や社会人になって親元を離れたり、あるいは、結婚して子どもが生まれたりして、幸せをかみしめているときに、後遺症に襲われることが多いのです。
多くは30代半ばころですが、20代で発症する方も、40代のかたもいらっしゃいます。
後遺症は、何とか虐待を生き延びたサバイバーにとって、第二の虐待です。
逆境的小児期体験によって、辛い思いをした子どもたちが、大人になっても苦しまなければならないのです。
心の傷、つまりトラウマを消す技術や知識は、まだ、完成していません。
虐待によって、脳が傷ついたり、変形することがわかってきています。
脳の機能障害だと考えられていた精神疾患が、器質的な障害として捉えなおされています。
以前にも書きましたが、ITの発展と競い合うように進歩している神経科学(脳科学の新しい呼び方)に希望を感じています。
私があの世に召喚されるのと、トラウマ由来の数々の疾病などの治療法が確立するのと、どちらが先になるかはわかりませんが、期待はしています。
小学校教諭(きょうゆ)をしていた23歳から34歳までの11年間以外は、苦しいことばかりの人生でした。
どうしても、ネガティブになってしまう自分を持て余していましたが、そろそろ卒業してもいいかなとも思います。
「いい年をして、何やってんだか?」と思う方もいるでしょうが、人生の最後に成功体験を残したい、そんな思いでイベントの準備に取り組んでいます。
教員時代は、児童会行事の仕掛け人でした。
子どもたちと作る行事は、本当に楽しい思い出になっています。
「子ども虐待防止策イベント」は、流れが複線的で全体に目を配るのは、なかなか難しいです。
悩んだり、困ったりしながらも、問題を解決することは楽しいんです。
そして、困難があればあるほど、成し遂げた後の達成感や喜びは大きいと経験的に知っているのです。
みなさん、私と一緒にこの喜びを味わいませんか?
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