みなさん、こんにちは
パワチル八王子のZeroこと九鬼(くき)れいこです。
今回は、子ども虐待をなくすために、現行の民法による親権制度をどう変えていけばいいか?
今一生さんと私たちが考えている試案について説明したいと思います。
★子どもが親を変える権利・選ぶ権利
今の民法では、強すぎる親権に対抗できる子どもの権利は何一つ定められていません。
憲法で保障されているはずの基本的人権も親権の効力によって制限されています。
例えば憲法第22条で保障されている居住、移転及び職業選択の自由は、親権の居所指定権、職業許可権によって制限されています。
また、未成年者は制限行為能力者として行為能力が制限されており、法律行為を行うことができません。
このような法律状況にあって、私たちは子どもの人権を守るためには、子どもが親を変える権利、親を選ぶ権利が必要だと考えました。
虐待から逃れるために、自ら命を絶ってしまう子どももいます。
また、トー横やグリ下などの繁華街に逃避する子どももいます。
繁華街より自宅の方がアブナイからです。
別の逃げ道を作らなければなりません。
「あんたたちは、日本の伝統的な家族制度を壊すつもりか?」
「自分の子どもを育てたことがないからそんなことをいえるんでしょ?」
などという反発があることも承知しています。
親子の間に信頼関係、愛情関係ができている家庭ならば、子どもは親を変えたいとまでは思いません。
子どもが親を変えたいときは、すでに家族が壊れているのです。
父親だけが強すぎる権力を持つ家父長制的な家族制度は、アップデートされなければならないのです。
今さんはライターとして、100人近い子どもたちと何年も何十年もかけて付き合い、丁寧に話を聞いてきているのです。
今でも、家出少年少女などの相談に乗っています。
私は、19年間教員でしたが、教科教育だけでよいとは考えないで、全人教育を目指してきました。
担任しただけでも、300人を超える子どもと付き合っています。
今は、子ども虐待相談室の相談員です。
今さんも私も、子どもに寄り添い、彼らの気持ちや意見に耳を傾けているので、自分の子どもはいなくても、子どもの気持ちはわかるという自負があります。
子育てを俯瞰的に見ることができるので、子どもたちからは一目置かれています。
私は、お父さんお母さんに、どうしたらわが子から信頼され、愛され、選ばれる親になれるかを考えてほしいのです。
人間関係というのは、そもそもお互いに選び合うものではないでしょうか?
子どもの能力を甘く見ては、いけません。
子どもたちは、すでに、親を冷静に客観的に見ています。
子どもたちの話に出てくるお母さんは、どこか滑稽で、チャップリンの映画に出てくる支配者のようです。
お父さんが子どもたちの話題に上ることは、本当に少ないです。
存在感があまりにも希薄です。
お父さんが話題が出てくるときには、だいたい悪事を働いています。
ひとりよがりで家族を顧みない父親は、家族から見捨てられてしまいます。
子どもはどんなに幼くても、固有の感情・思い・意見を持っています。
ただ、それらを表す言語をまだ獲得していないだけなのです。
子どもは、親の一部分や延長ではなく、親とは別個の人格です。
そのことを忘れないでほしいのです。
今回は、すっかり子育て論になってしまいましたが、それが私の専攻なのでお許しください。
次回は、「親権シェア&フリー制度」についてお話しします。
【この記事の動画】YouTube Grandma Zero の部屋 https://youtu.be/ZO5Qw9njIIY
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