私は、つい先月までLINEのオプチャを使った相談活動をおこなっていました。そこでは子ども虐待について学んだことのない子どもたちから「今日、親から頭でお皿を割られたんだけど、これって虐待ですか?」
また、「『あんたなんか産むんじゃなかった』と言われたんですけど、虐待になりますか?」などといった質問が数多く寄せられます。
皆さんはどう思われますか?
どちらも子ども虐待ですね。はじめの事例は身体的虐待と呼ばれるもので、2つ目は心理的虐待といいます。
≪児童虐待の防止等に関する法律≫という法律があります。通称、≪児童虐待防止法≫その法律に、児童虐待の意味が書かれています。
これは、殴る蹴る、首を絞める、煙草の火を押し付ける、熱湯を浴びせかける、あるいは、浴槽に沈めるなど、親や親代わりの人に怪我をさせられたり、怪我をさせられそうになったりしたら、それは虐待です。
2.
性的虐待
子どもと性的行為をする、子どもに性的行為をさせる、子どもに性的行為を見せる、児童ポルノなどがこれに当てはまります。
3.
ネグレクト(育児放棄)
食事を与えない、長時間放置する、けがや病気をしても治療を受けさせないなど。また、親以外の同居人による身体的、性的、心理的虐待を放置して、親としての責任を怠ることなどがあげられています。
4.
心理的虐待
著しい暴言、著しく拒絶的な対応、面前DV(子どもの見ている前でDVが行われること)など、子どもに著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。
これらの4つの虐待のほかにも、教育虐待、ヤングケアラー、宗教2世、世襲虐待、経済的虐待など様々な虐待の被害者が現実的に存在しています。一度、子供関連法規を見直して。整合性を合わせていくことが大事だと思います。
現れ方はどうであれ、結局、『子ども虐待』は、親の支配欲が原因です。また、親権の濫用(らんよう)があったかどうか?が、判断の決め手になります。この点については、また、詳しくお話ししますね。
最後に、一冊の本を紹介します。
今一生さんが書いた『子ども虐待は、なくせる』(日本評論社)です。
今一生著『子ども虐待は、なくせる』 |
子ども虐待の基礎知識(公式統計・関連法規・起業教育等)が、よくわかる。だれもが読みたい、子ども虐待の入門書になっています。子ども虐待の実際を知りたいという方、ぜひ、ご一読ください。
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