みなさん、こんにちは😊
パワチル八王子の発起人Zero(ゼロ)こと九鬼零(くきれい)です。
今日は、虐待後遺症の5回目、双極症(双極性障がい・躁うつ病)のお話をします。
私が書いているのは、精神疾患のガイドブックではなく、私の経験です。
少しでも、虐待後遺症の恐ろしさをわかってほしくて話しています。
ご理解のほどお願いします。
今現在、私の双極症の症状は、ほとんど出ていません。
6月に訪問診療を受けるようになってから、気分・思考・行動のどれをとっても±0の範囲で落ち着いています。
私自身としては、うつ状態もイヤですが、そう状態の時の方が、何かやらかす可能性があって、怖いと感じることが多いです。
双極症の症状について、そう状態から見ていきましょう。
(これは、あくまでも、私の体験です。症状の出方には個人差があるのでご注意ください。)
そう状態になることを「躁転する」と言いますが、私のメルクマール(目印、指標)は、短眠・小食・多動・多弁+買い物依存です。
まず、短眠についてですが、毎日2~3時間の睡眠で眠さを感じないばかりか、眠りたくありません。
このことを、友人に話したら、「まるで覚せい剤をやっているみたいだね」と言われました。
確かに、覚せい剤の成分である「アンフェタミン」や「メタンフェタミン」と「ドパミン」の分子式は、よく似ています。
小食は、食べられなくなることもあるのですが、やりたいことがたくさんありすぎて、食べている暇がないという感じになります。
私は、普段「ひきこもり」なのですが、躁転すると、あちこち動き回りたくなります。
大掃除をしたり、断捨離にいそしむのも、そう状態のメルクマールです。
普段からおしゃべりなので、あまり目立ちませんが、早口になったり、大声で話すようになったりします。
以前、ヘルパーさんに「今日は、元気ですね。」と言われて、躁転に気づいたこともありました。
このほかにも「全能感」=自分にはできないことはない、何でもできるという感覚。
「観念奔逸」=アイディアなどが次々と思い浮かび、頭がうるさいと感じること。
「イライラ」などの症状が現れます。
そう状態の時は、いろいろなトラブルを引き起こしがちなのです。
私は、そう状態になって、何人の友人を失ったかわかりません。
そう状態は、病気がよくなった状態ではないのです。
次に、うつ状態について、お話ししましょう。
双極症のうつ状態と、単極性のうつ病との一番大きな違いは、躁転の可能性だと思います。
双極症の患者には、SSRIやSNRIといった抗うつ薬は処方されません。
うつ状態で一番特徴的なのは、意欲の減退だと思います。
何もする気が起きなくて、一日中ベッドに横たわっていたこともあります。
寝ているのか、寝ていないのか、わからなくなり、睡眠と覚醒の境目があやふやになります。
不眠のこともありますし、過眠になることもあります。
食事も気力がなくて食べられず、ベッドの中でも食べられるお菓子を大量に差し入れてもらったこともあります。
うつ状態で一番心配なのは、自傷行為、希○念慮、自○企図だと思います。
自分には何も価値がない、生きるに値しないと思ってしまうこともありますが、ここまで生き抜いてきたのです。
ここにこそ当事者固有の価値があるのです。
私たちは、子ども時代には虐待という理不尽な扱いに耐え、長じては精神疾患という時限爆弾と闘って生き延びてきました。
私は、「虐待サバイバー」という言葉に誇りを持っています。
今、虐待を受けて苦しんでいる未成年の子どもたち、18歳になって支援を受けられなくなってしまった青年たち、困難にぶつかっていたら、私にメールをください。
一緒に解決方法を見つけましょう。
e-Mail:power.chil852@gmail.com
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