みなさん、こんにちは😊
パワチル八王子のZero(ゼロ)こと九鬼零(くきれい)です。
児童相談所で一時保護を決めるとき、家庭裁判所で親権の停止や剝奪を決めるとき、判断の基準になるのが『親権の濫用』です。
つまり『親権の濫用』=『子ども虐待』ということになります。
なーんて言っても、わかんな~い。
だいたい『親権』ってなんなのさ?
『濫用』って漢字が難しすぎて、読み方さえわかんないし、意味もわかんない。
本当にそうですね。
まず、『濫用』という字は、『らんよう』と読みます。
意味は、『限度を弁えず(わきまえず)、濫りに(みだりに)用いること』となります。
『違法薬物を乱用する』『シンナーを乱用する』などの『乱用』と同じ意味、同じ使い方をします。
『濫用』お分かりいただけたでしょうか?
次に『親権』について考えましょう。
パッと見た感じ『親』という字と『権』という字の組み合わせだから、『親の権利』?
実は、『子どもを養い育てる親の法的責任』のことを『親権』と言います。
え~そうなの? 権利のことだと思っていたのに、責任なんだ。
え~そうなの? 権利のことだと思っていたのに、責任なんだ。
全然知らなかったよ。
そうだね。それでいいんだよ。
では、後ろ半分の「父母の親権に服する」はどういう意味?
『服する』がわかんない。
じゃあね「服する」を「服従する」に置き換えてみよう。
『18歳未満の子供は、父母の子どもを養い育てる親の法的責任に服従する』となるね。
親の責任なのに、子どもは服従しなくちゃなんないの?
それって奴隷じゃん。
民法(みんぽう)という法律には、こう書いてあるんだ。
「成年に達しない子は、父母の親権に服する。」
なにこれ。何が言いたいんだか全然わかんないよ。
なにこれ。何が言いたいんだか全然わかんないよ。
うん。少しずつ考えてみよう。
「成年に達しない子」ってどういう子のこと。
えーとね、今は18歳成人だから、18歳未満の子どもっていうこと?
「成年に達しない子」ってどういう子のこと。
えーとね、今は18歳成人だから、18歳未満の子どもっていうこと?
では、後ろ半分の「父母の親権に服する」はどういう意味?
さっき、親権は『子どもを養い育てる親の法的責任』って言ったじゃない。
親の法的責任に服するって、なんか変だよ。
親の法的責任に服するって、なんか変だよ。
じゃあね「服する」を「服従する」に置き換えてみよう。
親の責任なのに、子どもは服従しなくちゃなんないの?
それって奴隷じゃん。
うん。そういうことみたいだね。
次回は、親権の具体的な中身について考えてみようね。
※『親権』について小学校6年生に授業するとしたらこんな感じかな?と思って書いてみました。
わかりやすかったと言っていただけたら、嬉しいです。続く
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