みなさん、こんにちは😀
パワチル八王子のZeroこと九鬼零（くきれい）です。
今回は、「認知行動療法」についてお話しします。
薬物依存からの回復で知られる俳優の高知東生さん、アルコール依存を認めた元TOKIOの山口達也さん、二人とも、「認知の歪みが原因でした」とおっしゃっているのを聞いたことがあります。
「認知の歪み」とはどんなことでしょう。
例をいくつかあげてみましょう。
A『両親がけんかをするのは、私が悪い子だからだ。』
B『私が万引きしてしまうのは、家が貧しいから。消費税を下げない政府が悪い。』
C『包丁を持って追いかけたのは、しつけのためです。虐待なんかじゃありません。』
考え方が、少しずつずれていたり、間違っているのに気づきましたか？
A両親がけんかをするのは、両親の仲が悪いからであって、子どもが良い子か悪い子かとは関係ありません。
B貧困や消費税率とは関係なく、万引きは犯罪です。
C子どもを脅したり、暴力を奮うのは、しつけではなく虐待です。
「認知の歪み」には、10の類型があるそうです。
「認知の歪み」は、人が育つ間に、長い時間をかけて身に着けてしまった「思考のクセ」と言うこともできます。
私たちは、「親からの呪い」と言うこともあります。
長い年月をかけて培ったものなので簡単には修正できないのです。
認知行動療法には、この「認知の歪み」に気づき、修正し、修正し続けるという働きがあります。
「認知の歪み」をただすには、長い年月が必要になります。
1人では困難なので、一緒に走ってくれる人（伴走者）が必要です。
今日では、カウンセリングも自助会もデイケアも認知行動療法の手法を取り入れています。
何らかの助けを得て、認知行動療法に取り組むことをお勧めします。
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