みなさん、こんにちは😊
パワチル八王子のZero(ゼロ)こと九鬼零(くきれい)です。
今日は、虐待後遺症の第6回 解離症のお話です。
これは、私の個人的な経験です。
解離症の辛さを少しでもわかっていただけたら嬉しいです。
解離症の症状には、現実喪失感、離人症、解離性健忘、解離性遁走、解離性同一症などがあります。
現実喪失感というのは、自分が自分であって自分でないような感じがすることです。
スーパーなどの人ごみに入ると必ず感じるのですが、透明な繭の中に入っているような気がします。
自分の声が、あらぬ方向から聞こえ気持ちが悪くなります。
二つ目は、離人症とか離人感と呼ばれるものです。
分かりやすく言うと、まるで、幽体離脱した感じで、大きな手術の後3回ほど経験しました。
私は、天井の隅に張り付いて、ベッドに横たわる私を見ています。
横たわる私に看護師さんが何か尋ねると、横たわった私が答えますが、天井に張り付いた私には、他人の声のように聞こえます。
何故、そのようなことが起きるのか、私にはまったくわかりません。
続いて、解離性健忘です。
私は、「記憶が飛ぶ」という表現をよく使いますが、ある期間の記憶が消えてなくなってしまいます。
歳をとってきたので、認知症の物忘れ? それとも、解離症の物忘れ? と自問することもよくあります。
記憶が飛んでしまうことはよくあります。
この一年で分かったことは、まず、意識が飛んでしまうので、必然的に記憶も飛んでしまうらしいのです。
自分が何をしでかしたのか、まったくわからないことが恐怖であり、不安でもあります。
解離性遁走は、一度だけ経験しました。
気が付くと、私は、電車に乗っていました。
何故、大嫌いな電車に乗っているのか、どこへ行こうとしていたのかは、いまだに謎です。
私のことを誰も知らないところで、生き直したいみたいな気持ちになることもあるので、どこか遠くへ行きたいと思っていたのかな?
最近は、「どこか遠くへ行きたい」とは、思わなくなりました。
最後に解離性同一症(いわゆる多重人格)です。
私は、毎日、睡眠時間やバイタルをメモ帳に記録しています。
そのメモ帳に見知らぬ人の筆跡で、意味の分からない書き込みがあるのを見つけたのです。
私の筆跡とは全く違うし、書いた覚えもないし、誰かが部屋に入ってくることも考えられないし、これは一体どういうこと?
不思議なことは、まだ続きました。
ある朝、スマホがなくなっていることに気づきました。
スマホがないといろんな面で困りますから、1時間ほど探しました。
見つからないので諦めて、朝ごはんを食べようと、冷蔵庫を開けました。
なんとスマホは、冷蔵庫の中にあったのです。
別の日の朝、トイレの蓋を開けると、新しいペーパーが一巻きトイレの中に投げ込まれていました。
思わず「えーっ」と叫んでしまいました。
もしかして別人格がいる?
その後も、メロンを食べられてしまう、計量カップが見つからない、買ったばかりの歯ブラシと歯磨きが行方不明、お煎餅がなくなる、パンが消えるなどの事件が起こりました。
そう言えば、友人に意味不明のLINEを送り付けたこともありました。
筆跡から、別人格は二人いることがわかったので、とりあえず「まるちゃん」「たまちゃん」と名付けました。
性別も年齢も、私にはわかりません。
2人の別人格が何をしでかしてしまうかわからないので、怖かったし、不安でもありました。
私に何を求めているんだろう?
この半年足らずで起きたできごとです。
まだ、この事態にどう向き合えばいいのか、わからずにいます。
私は、相談活動を通して、別人格が30人いるという少女の相談を受けたことがあります。
私は、別人格が2人いるだけて、こんなに当惑したり、恐れたりしています。
もっと彼女の気持ちを深くわかってあげられたらよかったのにと思い出します。
解離性同一症との付き合いは、これからです。
解離症について、もっと詳しく知りたい方は、コチラのサイトをご覧ください。
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